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郵便集配員
郵便局に勤務し、決まった時刻に郵便ポストを回って郵便物を集めたり、オートバイや自転車などで一軒一軒配達をしてまわる、それが郵便集配員の仕事です。
朝、配送車が到着すると、郵便集配員は全国から集まった手紙や小包などをおろします。まずは大まかに区分けし、速達や朝指定の郵便物があった場合はすぐに配達。次に、大量の通常郵便物を宛先ごとに区分けします。定型郵便ですと7割くらいは機械でわけることができますが、定型外や毛筆書きなどは人の手でおこないます。間違えると誤配になるので気をつけて、配達先ごとに細かくわけるのです。そのあと係の人から書留郵便やゆうパックをあずかり、ようやく配達です。ふつうは郵便受けにいれるだけなのですが、書留や小包は手渡しが原則。家の人に印鑑をもらわなければいけません。また、もし留守だったときは不在通知を入れます。郵便局にもどったら、書留の「配達証」もしくは持ち帰った書留郵便物を係の人に渡し、数のチェックを受けます。郵便局によって違いがありますが、このあとまた配達にいったり、営業にまわったり、郵便物を集めにいったりします。
常勤の郵便集配員になるには、「郵政一般職採用試験」の外務区分を受験します。受験資格は年齢17歳以上30歳未満で、教養試験・適性試験・作文試験による1次試験と、人物試験・身体検査などの2次試験があります。合格のあと候補者となり、1年間以内であれば採用郵便局の紹介を受けられ、面接で採用が決定。そのあと研修機関で新規採用基礎訓練がおこなわれます。もちろんバイクに乗るための「小型限定普通自動二輪免許」も必要です。常勤の郵便局員の初任給は、高卒で13万〜18万円、大卒で14万〜20万円程度。「ゆうメイト」といわれる非常勤職員ですと、時給で660〜1300円ほど。金額に開きがあるのは、深夜勤務のあるなしに左右されているからです。
郵政民営化のあおりを受けて、郵便物の集荷や配達をしていた集配局が1000局以上廃止になり、人員削減で郵便集配員の人数は減るいっぽう。その穴を「ゆうメイト」の大量雇用で埋めようとしていますが、労働環境の過酷さから誤配達が増加。これに厳しい懲罰をあたえようとすると、それを逃れるため郵便物を隠して証拠を隠滅するなど、悪循環を引き起こしています。連続の深夜勤問題や、常勤非常勤に関係なく課せられた営業のノルマ問題など。使用者に対するサービスの低下と職員に対する負担の増加は、民営化の影で進んでいるといえるでしょう。
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