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トラック運転手
日本の貨物輸送の半数以上をしめているトラック輸送。その内容には宅配便・長距離輸送・危険物輸送などがあり、使用される車も一般のトラックだけでなく、冷凍車や冷蔵車・ハンガー車・タンク車などさまざまです。これらの車両を運転して、積んだ貨物を安全かつ迅速に目的地まで運ぶ役目が、トラックの運転手となります。
トラック運転手の仕事は、運行前の車両の点検からはじまります。まずは運行管理者の点呼を受けて、非常用器具や運行記録計の準備。運転日報や輸送伝票を受けとり、車に乗りこみます。出荷場所で伝票内容と品名・重量・個数・送り先が合っているかを確認してから、車両に積みこんで目的地まで輸送。指定された場所で荷下ろしをして、受領印を受けとります。作業が終わったあとは、車を運転して会社へもどります。車両を点検し、終業点呼で運行管理者にその日の報告をおこない、輸送伝票などを返還、運転日報をつけて、やっと終業。ただ運転だけができればいいというわけではありません。
トラック運転手になるために必要な資格は、もちろん自動車運転免許。最大積載量5トン以上の車を運転するには大型免許の取得がかかせませんし、特殊車両に乗るには大型特殊免許が必要となることもあります。大型免許の受験資格は、20歳以上で普通免許か大型特殊免許を持ち、2年以上免許を受けていた者となっています。
就職について、大手運送会社では大卒が採用条件のところもありますが、多くの会社では学歴を問わず募集していることが多いようです。未経験者は講習や訓練を受けたあと、運転助手としてトラックに同乗して、仕事を習得します。荷物の積み下ろしに使うフォークリフトの操縦や、荷物の積みかた、ロープのかけかたなど、学ばなければならないことはたくさんあります。そのあと運転業務につきますが、はじめは近距離の運送からが一般的。長距離運転手になると、長時間労働が基本ですし、どうしても家族といる時間は少なくなりますが、近距離中心の5トン未満トラックで月25万円前後、長距離中心の5トン以上トラックで30万円前後と、給与面では優遇されます。しかし、基本給以外の歩合給・時間外手当などがしめる割合が4割と高く、休日返上で走り続けなくてはならないことも多いようです。また、たとえ高額の給与を手にできる可能性があっても、ケガや病気によって休まざるをえないこともあり、その場合はガクンと所得が下がってしいます。長距離輸送の場合は大型トラックを用いることが多く、ちょっとしたミスが大事故につながるので、走行中は一定のペースで休憩をとって、無理な運転をしないことが重要でしょう。また、トラック運転手の長時間労働や過労運転の防止については、厚生労働省から告示があったりと、改善にむけた努力もおこなわれています。
トラック輸送は国内の貨物輸送の中枢。今後においても、常に必要とされ続けてゆく職業であるといえるでしょう。
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